ニットの歴史 20世紀~現在

21世紀に入ると、インターネットの成長や普及にともなうように、ハンドメイドやDIY(Do it yourself)への関心が強まります。

 

人間って不思議ですよね、便利になればなるほど原点回帰というか、反比例して不便利なものに関心を持ち、その良さを再確認するという。

 

 

素材においてもアルパカやアンゴラ、メリノウールなど多種多様なものを取り入れたことで、ニット製品は今までと違った表情を見せるものへと変化しました。

 

特に綿(コットン)においてはテクイノロジーの進化によって低コストで簡単に製造が可能となったり、通常のものとは一線を画す高価な綿やシルクなどの新しい繊維も広く使われるようになりました。

 

ジュリア・ロバーツやウィノナ・ライダー、キャメロンディアスなどがこぞって自作のハンドメイドニットを製作したこともこのリバイバルの大きな要因となったようです。

 

celeb

 

インターネットの普及で世界中の人々とコンタクトが取れるようになり、ハンドメイドの生産者(ニッター)と消費者をつなぐものができたことはこの時代における最大の変革でしょう。

 

今まで興味を持たなかった人たちが興味を持ち始めたことで、様々なアイデアが生まれ、デザインにも反映されました。

 

 

テキサスニッターが始めたとされている公共物や自然物などにニットの装飾を施す”Yarn bombing”や”Guerrila knitting”と呼ばれるグラフィティやストリートアートのようなムーブメントも生まれ、違法とされる国もありながら世界中で展開されています。

 

yuarnbomb

 

グラフィティやストリートアートなどは首都圏でたまに見ることがありますが、ここまでアバンギャルドな光景は我々の住む日本ではあまり見ることができませんよね。

 

その他、ケーシーとジェシカのフォーブス夫妻がアメリカのボストンにて立ち上げたニッター専門のSNSであるRavelryには全世界で600万人以上が登録しており、こちらでは作成したものを販売することもできるなど、ニッターやニット製品の市場を支えています。

 

こうした様々なムーブメントによって、エジプトから始まったニットという文化が21世紀に入った今もなお、世界中の人々の生活に根付いています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です